2023全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第3戦【ITOCHU ENEX TEAM IMPUL】
SUPER FORMULA Rd.3
鈴鹿 2023.4.22-23
No.20 平川亮が9番グリッドからスタート、今季2度目の3位で表彰台に!
No.19 関口雄飛もオーバーテイクショーを見せるがポイント獲得ならず
富士スピードウエイで開催された開幕2連戦から2週間、4月22日(土)~23日(日)に舞台を三重県の鈴鹿サーキットに移しスーパーフォーミュラ第3戦が開催されました。
ITOCHU ENEX TEAM IMPULの2台は予選に苦しみましたが、No.20 平川亮は9番グリッドから3位表彰台を獲得。No.19 関口雄飛は19番グリッドからオーバーテイクショーを見せ、終盤8位までポジションアップしましたが、チェッカーまであと少しというところでアクシデントのためノーポイントという結果になりました。
決勝
予選から一夜明けた決勝も晴天に恵まれました。チームはセッティングを見直した結果、午前中に行われたフリープラクティス2ではNo.19 関口雄飛がトップタイムをマーク。決勝での追い上げに期待が膨らみました。
13時45分にフォーメーションラップがスタート。全車がスターティンググリッドについたところで、No.5 牧野任祐がエンジンストール。フォーメーションラップをやり直し、レース周回が31周から30周に減算されました。2度目のフォーメーションラップで今度は7位のNo.65 佐藤蓮がトラブルのためピットインしたため、No.20 平川亮は実質7位から、No.19 関口雄飛は17位からのスタートとなりました。
クリーンなスタートが切られオープニングラップをNo.20 平川亮は8位、No.19 関口雄飛は16位で帰ってきました。平川は2周目の130RのアウトからNo.4 小高一斗を抜き7位に上がりましたが、9周目の第1コーナー侵入でNo.37 宮田莉朋に抜かれ再び8位となりました。
トップの車両が10周を終えるとタイヤ交換の義務を消化することが可能になります。このタイミングで多くの車両がピットインを行いましたがITOCHU ENEX TEAM IMPULの2台はステイアウト。11周を終えた時点での順位はNo.20 平川亮が5位、No.19 関口雄飛は12位。12周を終えた時点では平川は3位、関口は9位となっていました。他車のピットインのタイミングとの関係はあるものの、関口はその後5位まで着実にポジションアップ。さらに関口は19周目にNo.55 ジェム・ブリュックバシェを抜いて、コース上では平川3位、関口4位となりました。
その直後の20周目、トップでタイヤ交換を行ったばかりのNo.53 大湯都史樹とNo.1 野尻智紀がS字で接触しコースアウト。セーフティカーが導入されました。
このタイミングでITOCHU ENEX TEAM IMPULの2台も含め、これまでステイアウトしていた車両が一斉にピットインしタイヤ交換を行いました。チームはいつも通りの完璧な作業でNo.20 平川亮を4位でコースに復帰させることに成功。No.19 関口雄飛も14位でコースに復帰しました。
24周目にセーフティカーランが終了しレースが再開されると、No.19 関口雄飛はオーバーテイクショーを繰り広げます。スプーンカーブからシケインの間にNo.55 ジェム・ブルクバシェ、No.64 山本尚貴、No.18 国本雄資の3台を抜き11位に浮上。続く25周目にはNo.50 松下信治を抜き10位。さらに26周目にはバックストレートから130RにかけてNo.12 福住仁礼を抜いて9位。27周目の130RでNo.36 ジュリアーノ・アレジを抜いて8位に上がりました。しかし、残すところあと2周のスプーンカーブの手前でコースオフしてしまったためマシンのダメージを確認するためにピットイン。そのままレースを終えることになりました。
一方、4位を走行していたNo.20 平川亮は26周目の130Rから3位を走行中のNo.15 リアム・ローソンとのテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。29周目の第1コーナーで並びかけ、第2コーナーで抜き去り3位に浮上。今シーズン2度目の3位で表彰台に上がりました。
この結果、平川亮はドライバーズポイントを22pts.としランキング5位。ITOCHU ENEX TEAM IMPULもチームポイントを22pts.としランキング4位となりました。
次戦は5月20日(土)~21日(日)大分県のオートポリスで開催されます。戦いはまだ始まったばかり、ITOCHU ENEX TEAM IMPULはチャンピオン獲得に向けて予選から速さを見せられるようクルマを仕上げて挑みます。