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2023.02.28 DRIFT

本来の才能が発揮出来ず【Freem Team G-MEISTER】

2022 D1 GRANDPRIX Rd.8&9
エビスサーキット・西バンクコース

第8 戦9 戦の開催地はエビスサーキット・西コース。今までのエビス西コースとは競技区間が異なり、新たに作られたバンクコーナーをメインとしたレイアウトで2021年の地震で土砂崩れの被害を受けた箇所を単純に復旧させるのではなく、地形を生かして出来たコースとなっている。バンクの頂点付近までは上り基調。そのアウト側のゾーンを通過しつつ、速度や角度を維持するのがむずかしいコース設定で練習走行時はクラッシュする者が多発した。

今回は新しく作られたバンクコースと言うことで木曜日から現地入りし少しでもコースに慣れ得点へ繋げる事に奮励した!



単走

両選手共にお世辞にも【万全!】とは言えぬまま迎えたRd.8!全選手初めてのコースと言うことで点が伸び悩み95 点の壁が越えられない選手が多い中Bグループ目桑選手。
前回のオートポリス戦で馬力不足が顕になり今回はタービンを変更し馬力を上げて挑んだ1本目!少しでもコースアウトすると壁に激突してしまう危険なコースの中上手くDOSS 点を稼ぐ走行をしまずまずの高得点を出すが少しでもシリーズランキングを上げたい目桑選手!2 本目は勢い良く第1セクターから第4 セクターまでいいラインでスピードに乗り上々の走行をし97.3点とこの時点で3位、最終7位で追走へ進めた。



さて、このエビスラウンドでどうにか追走へ進出を果たしたい山口選手の単走1本目!進入時にふらつきが見られ第1ゾーンを外してしまい93.0 点となる…この日全体的に点数が低いとは言えこの点数では厳しい状況の中2本目へと追い込まれた。

チーム員一同も応援への気合いが入る!練習ではいつも上手く行く山口選手は気負わずにいつも通りの走行をする事が必須だ!追い込まれた中、比較的その他選手の点数が低い為、いつもより山口選手に落ち着きが見える。

緊張のスタート!スピードに乗り進入後、スピード調整を行いながら良いラインで最後まで走り切り13位で今期初の追走進出を果たした!



追走

これまでほとんど誰も練習する事が無かったバンクコース、単走すら苦戦する選手が多い中での追走は波乱の予感しかない!


目桑選手vs下田選手

D1GP 唯一の女性ドライバーで男性さながらなアグレッシブな走りをする下田選手との戦い!

まずは先行目桑選手!馬力がアップしてスピードも今まで以上に出る様になったG-MEISTER ORIGINLabo.VL180SX で飛び出して行き下田選手を突き放すも第4 セクターでコースアウトをしリアバンパーが破損コースアウト減点とジャッジ減点が入ったが何とか6 点差で留めたが後追いで自分の走りが出来ず残念ながらこの日は11位でレースを終えた。



山口選手vs 北岡選手

今期上位争いに食い込む北岡選手だが山口選手とは長い付き合いでお互いに手の内を把握してるふたりの戦い!

後追いスタート時に北岡選手とのタイミングが合わずスピードがのらないまま進入しドリフトが小さくなってしまいそのままゴール。

減点もあり12 点差が付いてしまい目桑選手同様厳しい戦いとなるが気持ちを切替え先行時にしっかりと自分らしい走行を行なう。残念ながらここで敗退してしまうも堂々とした走行で周囲を沸かせた!なんと言っても今期成績を残せた事がチームにとっても山口選手にとっても大きな活力となった!



Rd.9最終戦!

早いもので2022年度D1GPシリーズもこの1戦で終わりとなる!もちろんRd.8 と同じコースレイアウトで行われる為、全体的に昨日よりも得点が上がる事が予測され更なる完成度が求められる。


単走

山口選手1本目、第1ゾーンへ向けやや角度が甘く進入するも第2ゾーンへは上手く繋げてまとめて行くが最後に少しもたついてしまい93.8点となる。
昨日は追走へ進出しているだけに今日も落としたくはない気合いの2本目!

ダイナミックにコースを大きく走り順調な走行をしたが、最後に1本目と同じく少しもたついてしまうがそれまでの走行で点を稼ぎ95.0 点!
この日ベスト16 の中田選手と僅か0.01点差で山口選手は17 位と涙を飲む結果となったが、難関のバンクコースで入賞争いが出来るのは山口選手の今までの経験があるからこそ!車の調子さえ良ければ今後も入賞への期待が高まる!

昨日は自分の走りが出来ず朝のウォーミングアップ時にもまだ調子を取り戻せずクラッシュしてしまったが追い込まれてこそ強さをみせる目桑選手!

1 本目で車の調子も本調子ではない中渾身の走りでゴールまで走り抜けた!得点は97.5 点とこれが持ち点となりもちろん追走進出を決めた。


追走

目桑選手vsヴィトー選手

今期よりLIGHTS からD1GP に上がって来たルーキーのヴィトー選手との戦い。

先行目桑選手からのスタート。昨日と打って変わってスピードも角度も申し分の無い走行をしなんとDOSS 得点98 点を出す!守りの先行ですらヴィトー選手を抑え98 対96.5とこの後、攻めの後行に向けかなり優位な状態だと言える。誰もが目桑選手の勝利を確信した後追いでまさかの車両トラブルにより残念ながら目桑選手本来の才能が発揮出来ずに戦いに負けてしまった…

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