決勝トーナメントまで足を運べた事にまず感謝【TANABE SSR team DUNLOP with Weld】
FORMULA DRIFT JAPAN 2022
ROUND6 11月18日~11月19日 富士スピードウェイ
今回こそトラブル無く全力で走れる様に、足周りやエンジンのリセッティングを行いました。個人的に相性の良いコースなので、悔いのない走りで少しでも順位を上げて最終戦を終えたいと思っています。
≪11月18日(金) 予選日 天気:曇り≫
★練習走行
午前中に設けられた約3時間の練習走行で予選前の調整をしました。前日タイロッド交換をしたので、走行前にもう一度アライメントの点検をして貰い、感触を確かめつつ走行をスタートしました。
審査員席前のインクリップ付近でエンジンが一瞬かぶるような症状が出たので、一旦ピットに戻ってチェックや出来うる対策をして、再度走行しました。
計6本しか走行出来ず、完璧な練習が出来たとは言えない状況でしたが、気持ちを入れ直して予選に挑みたいと思います。
★公式予選 1本目
走行前に暖機を始めると、片側のタイヤが回転してない事が発覚しました。原因を調べると、練習走行時にリアキャリパーの隙間にタイヤラバーが入ってしまっていた様で、それが冷えて片側だけブレーキが固着した状態となっていました。
リアキャリパーOHとLSD交換が必要となった為、走行時間に間に合わず1本目はキャンセルせざるを得ませんでした。
ライン/0点 アングル/0点 スタイル/0点 合計/0点
★公式予選 2本目
不測の事態ではありましたが、スタッフの皆が作業を間に合わせてくれて、2本目を走れる様になりました。この1本で決めなければと集中して挑みました。
走行内容があまり記憶にない程のプレッシャーがありましたが、走った感覚的に点数は出せたという実感はあり、点数を聞いてとてもホッとしました。
ゾーン2への返しの部分だけもう少し勢いよく振り返せていればもっと得点は伸びていたと思うので、そこに悔しさは少し残りました。
ライン/28点 アングル/26点 スタイル/30点 合計/84点
[予選結果]
予選2本目の84点が採用され、単走予選は25位通過となりました。得意としているコースで調子も悪くなかったので、決勝に向けて抑えつつも確実に点数を獲得できる走りを実行出来たので良かったです。
明日も走れる事になったので、決勝日は今日の反省点を活かし少しでも良い順位で終われる様頑張りたいと思います。
≪11月19日(土) 決勝日 天気:晴れ≫
★BEST 32to16
BEST32の対戦相手は、予選8位通過のアンドリューグレイ選手のレクサスRCとなりました。これまでにも対戦はありますが、パワー差もあり勝てていない選手です。
まずはアンディ選手が先行での走行で、私がフライング気味にスタートしたにも関わらず、ゾーン1の辺りでクルマ2台分くらい離されていて、付いて行く事も出来ないパワー差でした。
アンディ選手の車両に不具合があった様で、5分間ルールを使用され少しの中断があった後、入替えて私が先行時はずっと真後ろに張り付かれている状態で、インクリップを過ぎた辺りで接触されドリフト体勢が戻ってしまいました。
審査員の判断としては私の車両の角度が付き過ぎて減速気味になった所にアンディ選手が接触したとの事で、アンディ選手の勝ち上がりとなりました。
[最終結果]
単走予選 : 25位 追走決勝 : 27位
シリーズランキング : 32位
今季最終戦となった富士ラウンドでは、土曜日にはお客様も沢山入りサイン会にも長蛇の列が出来るなど、非常に賑やかな雰囲気となりました。トラブルも起こりましたが何とか予選通過でき、決勝トーナメントまで足を運べた事にまず感謝したいと思います。
しかし去年は3位入賞したこのコースで、ベスト32で敗退してしまった悔しさが残ります。もう少し上位で予選通過出来ていれば状況は違ったのかもとは思いますが、チーム全員で現状出来る限りのチャレンジをした結果なので、受け止めなければと思います。
今年度もトラブルや課題が多くありましたが、その都度各方面よりご協力を頂きながら全戦を戦えた事に、とても感謝しております。しかし、昨年より年間ランキングがかなり下がってしまい、申し訳なく思うと同時に自分の中でもすっきりしない一年となりました。
来季の計画はまだ明確ではありませんが、引き続き全戦参戦記録を更新しさらに上位を目指して走れる様に準備を進めたいと思っていますので、今後とも宜しくお願い致します。
いつも応援・ご協力いただき、本当に感謝致します。ありがとうございます。